最近では“アウト”な露出が多い棋界の怪人天才、加藤一二三。その加藤さんが、同じく天才である羽生さんを語るという本……のはずが、実態はやっぱり自分の自慢が中心。いや、これ加藤さんの通常運行なので、全然驚くところではない。むしろ、羽生さんのことを割と語ってくれているなぁという印象だ。

そんな中、天才の定義を「無から有を生み出すことのできる人」としているあたりは、やはり加藤さんもまた天才なのだなぁという思いを新たにしたくなる。

★★★☆☆