年の瀬になると、みんなどこか嬉しそうに歩いている様を見るのがとても好きです。時間の進み方も、いつもよりゆっくりになっているように錯覚します。今年は忙しさの波が大きく押し寄せてきたり、引いていったりとアップダウンの激しい年でした。

ここで少し腰を落ち着けて、2018年を振り返ってみます。

プライベートでは、2月に普通自動車免許を取得しました。これまで特に必要性を感じていなかったのですが、子供が3歳になって外出が大変になってきたことを考えて一念発起です。

仕事をしながらコツコツ教習所に通うことは行き来の時間を考えても難しそうだったため、思い切って母親の住む愛媛まで1ヶ月間限定で里帰りし、そこから毎日近くの教習所に通う形を取りました。36歳の私が18~20歳の子たちに囲まれながら授業を受ける経験はなかなかできないので、とても刺激的で新鮮でした。なお、すべての試験は1発合格でした smiley

当時のスケジュール表。後半なので少し緩め。前半は朝から夕方までビッシリだった

もちろん仕事をすべて止めるわけにもいかないので、教習所が終わった夕方からは期間限定で借りたコワーキングスペースに移動して仕事もこなしました。おかげさまで、クライアント各社の皆様にもご理解をいただき、ペースを落としつつも問題なく仕事を進めることができました。本当に、PC1台あれば場所はどうにでもなるもんだな、と実感した出来事でもありました。

4月には息子が幼稚園に入園しました。満3歳児クラスということで1年早い入園となりましたが、小さな頃から時折ベビーシッターさんにお願いしていたおかげか、ほとんど泣き叫んだりすることもなくすんなりと園に慣れてくれました。さて、これで少しは夫婦でゆっくりする時間が、と思っていたら妻が妊娠していることが分かり、また忙しくなりそうです。出産予定は来年1月です。

仕事面では、大小合わせて40件以上の案件を担当しました。月に3件強というペースですので、私の仕事の規模から言えばよいペースだと言えます。小さなものはランディングページ1枚だけのものから、大きなものは200ページ以上あるECサイトまで、本当に様々な規模のプロジェクトに携わることができました。売上としても概ね目標を達成する金額に到達できました。

中でも印象的だった仕事は、今年1月にローンチした「マッハバイト・シンギュラリティ駆逐度診断」です。今をときめく落合陽一さんが扮する落AI陽一をイメージキャラクターになり、将来さまざまな仕事がどのくらいの確率でAIに奪われるかを診断してくれます。

私が担当したフロントエンド領域では、WebGL(Three.js)によるグリッチエフェクト、要素出現時のアニメーション、診断APIとの連携くらいしか語るところはないのですが、技術が高度であることや、新しいことが良いわけではなく、ユーザーに高評価を受けるサイトが良いので、広く受け入れられたこの仕事は成功だったと思います。なお、jQueryも使っています笑

また、新たに始めた教育事業の第一歩として、JUKUU(ジュクー)を始めました。最大6名までの小規模なハンズオン形式で、平日夜2時間を使ってピンポイントに必要なスキルを習得できます。おかげさまでこれまでの開催回はすべて満席となりました。現在の講座はwebpack入門のみですが、来年はさらに講座の種類や回数を拡大していきたいと思っていますので、どうぞお楽しみに。

主宰を務めるWebクリエイティブコミュニティDISTでは、結成以来初めての年6回開催を実現できました。スタッフも50名以上、年間の来場者数は600名以上となり、着実にコミュニティとしての成長を続けています。今年開催した回は、以下の通りです。

スタッフ忘年会の様子

コミュニティ活動における大きな出来事のもう1つに、Vue Fes Japan 2018の開催が挙げられます。私は昨年末からVue.js日本ユーザーグループのスタッフになり、Vue Fesでは主にアートディレクション・デザインを担当しました。Vue.jsの開発者であるEvan You氏を始め、コアチームの方々を日本に招待し、40社以上の協賛、460名の総参加者を得て、大成功を収めることができました。恐るべきことに、参加者チケットは発売開始から1時間も経たないうちにすべて売り切れたのです!

Vue Fes Japan 2018キーノートの様子

実際のところ、ゼロからユーザーベースで大規模なカンファレンスを立ち上げるのは本当に大変なことです。事前の打ち合わせから、実際のプランニングやデザイン作業、当日の運営まで、すべてを含めると私個人だけでも年間で250時間以上の稼働をしています

当然ギャラはないので、すべて個人の持ち出しです。フリーランスとしては2ヶ月弱の稼働が丸ごと無くなったのと同じなので、これが続くと死活問題になります。同時に、Vue Fes Japanの開催、運営によって得難い経験を味わえたことも事実で、これをどう両立させていくかが、来年の課題と言えます。

輝かしい笑顔のスタッフ達と

スピーカーとしては、各所で10回弱の講演を行いました。特に大きな舞台だったのがAdobe MAX Japan 2018での登壇です。これまでMAX Japanには、セッション内容のアドバイザリーや、ブーススタッフとしての協力をしてきたことはありますが、スピーカーは初の大役でした。DreamweaverとCSSという難しい?テーマではあったものの、ツイートを見るとたくさんのポジティブな反応をいただけて、ホッとしました。




公開できるスライドはSpeaker Deckに置いてありますので、ぜひご覧ください。

そして、今年は2008年のフリーランス独立から数えてちょうど10年という節目の年でした。これだけの長い間、私とお仕事をご一緒してくださった全てのクライアント、協力各社、フリーランスの皆さん、良いときも悪いときも相談相手になってくださるコミュニティの皆さん、気持ちをほっとさせてくれる友人たち、そして常に味方でいてくれて強く気持ちを励ましてくれる家族に、改めて感謝します。ありがとうございます。

2019年もどうぞよろしくお願いします!